第28回あつぎ食支援ネットワークを開催しました。
今回のテーマは、「水分補給の大切さ～脱水予防・術前術後の栄養管理」で海老名総合病院救急部の名取先生にご講義をしていただきました。
毎年この時期には、水分補給や脱水をテーマに研修会を企画してきましたが、今年は5月から異例の30度超えの日が続き、どんどん暑さが増している気がします。ゴールデンウィークには、もう熱中症予防の意識をもたなくてはいけませんね。
名取先生には、身体のしくみや水分や電解質の吸収のしくみ、熱中症や脱水予防について具体的な事例なども紹介していただきながら、お話しを伺うことができました。
後半には、海老名総合病院で取り組まれている術前後の栄養管理の中に、末梢からの点滴をせず、経口補水液を使って行う栄養管理についてもご紹介いただき、参加者は非常に興味深く、聞いておられたようです。
最後の質疑応答では、心不全などの疾病から水分制限がある方へ脱水予防や水分補給の仕方のポイントや注意点などがあり、高齢者で疾病を抱える方への支援の難しさと、だからこその多職種連携の在り方について、議論がなされました。
次回は、7月9日(木)18時半から、「荻野地域包括支援センターにおける食支援の現状と課題(仮)」についてです。
http://www.taberukenri.com/data/afnet29.pdf